6.ストレージ
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問題なのは、内蔵メモリ4Gの容量です。これだけあれば、日帰りの録音行ならば十分なのですが、連泊するような旅行では心許ない容量となります。そのため、内蔵メモリからストレージにデータを保存することを考えました。しかし、ソニーお客様ご相談センターに問い合わせたところ、PCM-D1からUSBでつないで転送できるのはコンピュータへであって、転送可能なストレージは今のところないことがわかりました。
そのため、メモリスロットに推奨しているメモリースティック、2GのMSX-M2GNU を刺し、メニューで”M.S.”へデータの保存先を変えて録音することにしました。そして、メモリースティックがいっぱいになったらメモリーを抜いて、ストレージにデータをコピーする方法で旅行中にメモリ不足にならないようにしました。
なお、ストレージはSONYのHDPS-M10を選びました。これは、40Gありますから1週間程度の旅行ならば十分でしょう。サイズは、DATウォークマン程度の大きさで機材としては、さほど大きくありません。ただし、バッテリーが内蔵のために電源アダプターを持って行かなくてはなりません。このバッテリーの消耗はけっこう早いのです。そのため、旅行というと携帯電話、デジカメ、ニッケル水素電池、そしてこのストレージ用とアダプターを布袋いっぱい持って行かなくてはならないのがつらいですね。
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7.コンピュータでの編集
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PCM-D1には、音源編集ソフトとして”DigiOnSound5Express for Sony”が、同梱されています。約1万円ほどのソフトですから、ちょっと得した気分になれます。しかし、PCM-D1を買うような人はすでに編集ソフトは持っていることでしょうから、その分安くして欲しいとも思います。
さて、市販のDigiOnSound5Expressとの違いは、20bit、24bit、32bitのファイルをあつかえると言う機能が追加されています。また、PCM-D1ではあつかえないMP3、mp3PROに対応していないという機能低下がされています。結果、なんとも中途半端なソフトになっています。
私は、Adobe Audition 1.5で、いつも編集しています。また、DigiOnSoundは旧バージョンのDigiOnSound2 Ver.2.10Aがインストールされていますので、こちらを使ってみました。いずれも、96kHz/24bitの音源の編集が可能です。
ただし、旧い音楽ソフトや何かのおまけについているソフトでは、96kHz/16bitや96kHz/24bitの高品位のデータをあつかえないことがあるので、同梱の”DigiOnSound5Express for Sony”を使うことになります。ただし、このソフトを使って96kHz/24bitで録音した音源をCDに焼くために44.1kHz/16bitに変換したところ、ノイズが発生したというWeb上の書き込みがありましたのでご注意ください。
私の使用しているAdobe Audition 1.5とDigiOnSound2 Ver.2.10Aで、96kHz/24bitから44.1kHz/16bitにコンバートしてみましたが、ノイズが乗ることもなく適切に変換できました。ただし、不思議なのは Adobe Audition 1.5では、96kHz/24bitのファイルが96kHz32bitと表示されます。ファイルを開く時のプロパティでも編集中に下に出る表示も同様でした。DigiOnSound2 Ver.2.10Aでは、適切に表示されますので、Adobe Audition 1.5のほうの問題だと思います。
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8.追記
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a.落下実験
思わぬことで、落下実験をしてしまいました。1回目は公園のベンチから土の地面、約50cmの落下です。その後、機能には問題がありませんでした。つぎに、胸の高さ約120cmから砂利道に落としてしまったことがありますが、これも機能的には問題を生じていません。いずれも、録音状態などの起動中ではありません。DATのPCM-M1ですと胸の高さからの落下実験では、硬い地面や床であればかならず壊れます。修理代数万円を覚悟し、入っていたテープがオシャカになってしまいます。現状では、PCM-D1は堅牢な印象を受けます。
上面と裏面の黒い部分は、かなり硬く今のところ傷が付くようなことありません。液晶、アナログメータの透明な部分も傷が付いていません。しかし、側面の銀色の部分は柔らく、すでに傷が数ヶ所付いています。
なお、ストレージHDPS-M10の落下実験では、50cmほどの高さからフローリングの床に落としましたが、今のところ大丈夫です。
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b.バッテリの持ち時間
現状で困っているのは、バッテリの消耗状態がいまいち把握できないでいることです。使用していると、カタログどおりではないことは明らかです。録音を繰り返していると20-30分ほどで、バッテリが無くなることがあります。逆に、放置したままの録音では、メモリステックの2Gいっぱい録音(48kHz16bit)約2時間42分録音しても、バッテリ表示は一目盛り減っただけでした。スイッチを入れたまま、6時間液晶を付けっぱなしした状態ではバッテリ表示が一目盛りも減りませんでした。
PCM-M1ではバッテリ表示が最後の目盛りになっても、かなり長時間録音することができますが、PCM-D1では最後の目盛りになるとあっという間に無くなる感じです。このあたりの感覚を把握しておかないと、現場であせることになります。
いずれにしても、野外に出る時は予備にバッテリを2セット(8本)を持って行きます。基本的は、スイッチを入れてHoldをかけておき、鳥が鳴いたら、Holdを解除して録音ボタンを押します。そうすると、起動時間が節約できるので数秒で録音状態にできます。これができるということは、貴重なチャンスを逃すことなく録音できるということで、メモリ録音機ならではの機能と言えるでしょう。
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9.終わりに
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今まで使っていた録音機をDATからPCM-D1への変更は、フィルムカメラからデジカメに替えた時とよく似ています。フィルムがいらなくなり、フィルムの残りを気にせず撮影に専念できる喜びです。ときかくバシバシ撮り、失敗作はあとで削除すれば良いのです。そのために、シャッターチャンスを逃すことはなく、思わぬ作品を撮ることができます。しかし、その反面、撮影時の気の入れようがずさんになり、なんとなく気の抜けた作品がたくさん溜まることになります。録音では、そのようなことにならないよう、気合いを入れて録音をするようにしなくてはなりません。
このようにして増えたファイルの整理も頭が痛い問題です。写真ですと、ビュアー機能のある整理ソフトで写真そのものを見ることができるので、何が写っているファイルかすぐにわかります。ところが、音はそうはいきません。いちいち聞かなくては、わからないのです。今のところ、録音から帰ってきたら、まず日付と地名の入ったフォルダーを作り、そこにファイルを保存。さらにバックアップをして、記憶のはっきりしているうちに音を聞いて、ファイル名に録音されている鳥の名前を入れるという作業を行うようにしています。
まだ数ヶ月の使用期間ですので、使いこなしたとは言えません。しかし、PCM-D1を使用することで野鳥に与える影響が少なくてすみ、より良い録音ができることは間違いありません。また、内蔵マイクを使用すれば録音のチャンスを逃すことも少なくなりました。野鳥の声の魅力を楽しめる機材として、PCM-D1は手放せなくなりました。(2006年5月5日・起稿)
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